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DUNLOP FX500は、圧倒的なパワーとスピードを追求した競技志向のパワーラケットです。
2025年モデルの「FX 500」は、「光速弾道モード」をコンセプトに掲げ、従来の高いパワーアシストに加え、
球速性能と面の安定性を大幅に向上させました。
ATPツアーではジャック・ドレイパー選手（英国）も使用予定。
新技術によって、飛びすぎを防ぎつつ、意図した通りの強烈なショットをピンポイントで打ち込めるようになった、
2025モデルのFX500を徹底的にレビューします。
目次
DUNLOP FX500 2025 基本スペック
| フェイスサイズ | 100 sq.in. |
| ウェイト（平均） | 300g（フレームのみ） |
| ストリングパターン | 16 × 19 |
| バランスポイント | 320mm（フレームのみ） |
| フレーム厚 | 23-26-23 mm |
| 剛性（RA） | 71 |
| カラー | バイオレットネオンブルー |
| 推奨レベル | 上級 |
| 発売日 | 2025/07 |
おすすめレベル
※305g / 290gの順で記載しています
| 男性 | 女性 | |
| 上級 | 〇 | ◎ |
| 中上級 | ◎ | 〇 |
| 中級 | ◎ | △ |
| 初中級 | △ | △ |
| 初級 | ✕ | ✕ |
DUNLOP FX500 2025 使用感・性能まとめ
| タイプ | フラット系 |
| 打感 | ハードめ |
| 反発力（最大10） | 7/10 |
| ショットスピード（最大10） | 6/10 |
| スピン性能（最大10） | 4/10 |
前作からの比較
フレーム厚や重量の基本スペックは維持しつつ、後述する新テクノロジーの採用により、
スイートエリアの拡大と打球感のソフト化が図られ、剛性の高さ（RA71）に反して、
より扱いやすい設計へと進化しています。
【wilson】ULTRA V4.0 100 2022の使用感・評価・レビュー【フラット系】
DUNLOP FX500 2025 ショット別ラケットレビュー
サーブ
ラケット全体が持つパワーとスピード性能が、最もダイレクトに現れるのがサーブです。
フラット、スライス、スピンのどれもが、従来モデルより一段上の球速で打てます。
特にフラットサーブは、ボールが直線的に伸びる感じが強いです。
スピンは変化量よりスピードとノビで攻める使い方が〇
スライスも変化量よりもスピード出してややすべらせるイメージが〇
ストローク
コンセプト通り、弾道の高速化を強く体感できます。
ボールがフェースに接触した瞬間にスリングショットのように弾き出され、
ネットを越えてから失速せずにコート深くまで伸びるのが特徴です。
また、面の安定感が向上したように感じます。
パワー系ラケットにありがちな「ボールが暴れる」現象が抑えられていて、
しっかりと振り抜けば意図したコースに打ち分けられます。
ボレー・タッチ
フェイス剛性が向上しているため、相手の速いリターンに対しても当たり負けせず、面がブレにくいです。
フレーム厚が活かされ、コンパクトなスイングでしっかりとボールを押し返すことができます。
ネット前での切り返しや操作がスムーズで、瞬時の反応が求められる場面で威力を発揮します。
DUNLOP FX500 2025 おすすめガット3選
FX 500はフレーム自体のパワーと弾きが強いため、
ガットは「コントロール」と「スピン」を補強するか、
スピード系ポリで威力重視にするかが選び方のポイントです。
ポリエステル（ポリ）：専用のスピード系ポリで最大パフォーマンス
ラケットの性能を最大限に引き出し、強烈な高速スピンボールを打ち込みたいハードヒッター向けです。
| 種類 | おすすめのガット |
|---|---|
| スピード特化 | DUNLOP EXPLOSIVE TURBO |
| 高スピン＆コントロール | LUXILON 4G |
マルチフィラメント：高い快適性を追求
腕への負担を減らし、ホールド感とボールコントロールを重視したい場合に適しています。
| 種類 | おすすめのガット |
|---|---|
| 最高峰の快適性 | Tecnifibre X-One バイフェイズ |
| マイルドな打感 | DUNLOP Iconic All |
DUNLOP FX500 2025比較ラケット3選
- FX300
- EZONE
- ピュアドライブ
DUNLOP FX500 2025モデルで進化した新テクノロジー
2025年モデルは、「POWER BOOST+」をキーワードとする複数の新テクノロジーを搭載し、
球速と快適性の両立を実現しています。
POWER BOOST+ FRAME GEOMETRY（パワーブーストプラスフレームジオメトリー）
フレーム各所の形状とカーボンの編み方を見直した新設計。
フェイス剛性の向上とスイートエリアの拡大により、球速と面の安定性を追求しました。
同時に、フレームを内側に変形しやすく設計し、球持ち感と打感の柔らかさも両立しています。
POWER WAVE GROMMETS（パワーウェーブグロメッツ）
波型形状のグロメットが特徴で、ストリングの可動域を最大化。
ボールヒット時の「反発力（トランポリン効果）」を高め、スイートスポットを広げることで、
オフセンターショットでも威力を維持します。
VIBRO SHIELD（バイブロシールド）
シャフト部などに搭載された振動吸収技術。
高い剛性のFXシリーズにおいて、不快な衝撃を効果的に軽減し、快適な打球感をプレーヤーに提供します。
総評：フラットドライブスピード特化ラケット
DUNLOP FX 500 (2025) は、「光速弾道」というコンセプトを体現した、
パワー・スピード・安定性の三拍子が揃った新時代の黄金スペックです。
従来モデルの課題だった打感の硬さが解消され、非常に扱いやすくなりました。
- ベースラインからウィナーを狙う、攻撃的なプレーヤー。
- スイングスピードに自信があり、ラケットにさらなる球速と面の安定性を求める競技者。
- 楽にボールを飛ばしたいが、単に飛びすぎるのではなく、しっかりとコントロールも効かせたい一般プレーヤー。
FX 500の驚異的な進化は、プレーヤーの攻撃力を一段階引き上げてくれる使用感になっています。
