【水際作戦】生活保護の申請が怖い人に読んでほしい生活保護の申請対策まとめ【実体験】

生活が苦しい、病気で働けない・・・

となると最後に考えるのが生活保護だと思います。

 

けど生活保護って

役所に行くのがなんか怖い・・・

窓口で拒否される水際作戦にあったらどうしよう・・・

なんて考える人もいるのではないでしょうか。

 

今回は最近生活保護を申請した知人にインタビュー・執筆協力をしてもらい、

生活保護の申請が怖くて不安でしょうがない人に読んでほしい

生活保護の申請方法についてまとめました。

ネットの情報を信じすぎないで!

前提として伝えたいのが、「ネットの情報」を信じすぎないでほしいこと。

ネットで生活保護について調べると

「窓口で嫌味を言われる」とか

「なんやかんや申請させてくれない」など

ネガティヴなことばかり書いてありますよね。

 

実際知人も申請前はそんなことばかり見ていたので、

長時間かけて対策を練り、ボイスレコーダーを買って準備万端にして

ケンカにでも行くんじゃないかくらいの臨戦態勢で福祉課の窓口に向かいました。

 

しかしいざ役所の人と話してみると、あっさり申請する流れに。

そのまま申請書や必要書類を記入して申請完了。

 

それとなく「結構あっさり受け付けてくれるんですね」と聞くと

担当のケースワーカーさんが

「実際はネットの情報とは全然違います。資産なくて条件満たしてれば申請もちゃんと受けますし、受給決定出しますよ。」

とのこと。

 

担当する人によって差はあると思いますが、

あんまり心配しすぎず、ネットの情報を信じすぎないで、まずは役所で話してみてはどうでしょうか?

 

不安にならずに話せるよう、

次は生活保護の申請についてご紹介していきます。

生活保護申請の流れ

  • STEP.1
    役所で面談・申請書を出す
    水際作戦があるとすればここです
  • STEP.2
    家庭訪問
    住んでる家にケースワーカーが訪問します
  • STEP.3
    条件満たせば受給決定
     

生活保護の種類・支給内容

種類 支給方法 支給の内容
生活扶助 金銭給付 食費や光熱費など、日常生活に必要なものを買うための給付
第1類費と第2類費の2種類がある
住宅扶助 金銭給付 家賃の支払いに当てる給付。自宅の補修費用にも使う。
教育扶助 金銭給付 小・中学校など義務教育を受けるための給付。
医療扶助 現物給付 診療費や薬代、入院費など通院にかかる費用の給付。
役所が病院に直接支払いをするので自己負担なし。
介護扶助 現物給付 要介護・要支援の認定を受けた人に支給される給付。
出産扶助 金銭給付 生活保護を受けている人が出産する場合に給付。
生業扶助 金銭給付 就労支援金や技能習得のために給付。
葬祭扶助 金銭給付 葬儀をする場合に給付。

生活保護の金額は頻繁に変わるので、正確な金額は厚労省のホームページを確認してください。

生活保護を受給するための条件

生活保護を申請・受給するための条件は

・月の収入が最低生活費以下

これだけ。

 

  • 若い人は申請できません。
  • 若いから働けるなら働いてください
  • 住所がないと申請できません
  • 持ち家がある人は申請できません
  • 健康な人が受けるのは難しいです

 

このような文言は法律にありません。

なにかとつけて拒否してくるのは水際作戦とよばれる違法行為です。

.

最低生活費は住んでいる場所によって変わります。

こちらのサイトで簡単に計算できます。

 

生活保護費の自動計算

 

生活保護費は最低限の生活に必要な金額なので、

月の収入が生活保護費を下回っていれば、生活費後を受給できます。

 

働いていて収入があっても保護費を受けることも可能です。

申請するのに必要なもの(書類)

  • 銀行口座の通帳(持ってるもの全て)
  • 賃貸借契約書
  • 保険証書
  • 直近3ヶ月の給与明細
  • 車検証(車・バイクを持っていれば)

これら申請時の書類は全て役所でコピーを取ることになります。

(通帳も全ページ)

保険証は国保の場合、申請時に返却します。

生活保護が決まると国保をつかって自己負担ではなく、医療扶助として役所が病院に直接支払うことになります。

 

申請中は無保険状態になって全額自己負担になるの?と思うかもしれませんが、

「生活保護の申請中です」と病院の受付で伝えれば普通に受診できます。

水際作戦にビビりすぎないで!

生活保護の条件に関係ないのに、あたかも必要だという風に言ってくる

水際作戦は、残念ながら今でもあるようです。

 

  • 若い人は申請できません。
  • 若いから働けるなら働いてください
  • 住所がないと申請できません
  • 持ち家がある人は申請できません
  • 健康な人が受けるのは難しいです

 

このようなことを言って生活保護を受けさせないようにすれば、

言ってしまえば「税金の節約」になるのです。

生活保護が増えている自治体では、財政を圧迫しているため、少しでも軽減したいというわけですね。

 

しかし生活保護の申請は「誰もが持ってる当然の権利」です。

水際作戦にビビりすぎて申請できず、結果不幸なことになってしまったニュースもあります。

 

役所の人間は公僕、一般市民にサービスする人たちは別に法律の専門家ではありません。

生活保護の担当であるケースワーカーも専門職ではなく普通の公務員がたまたまそこに配属になっただけ。

 

なので「生活保護がどんなもの」か知っておけば水際作戦にビビる必要はありません。

むしろ悪いことしてるのは役所なので、申請者が罪悪感を感じる必要はどこにもないんです。

 

生活保護の申請をされたら絶対に受けるのが本来の役所の対応です。

申請を受け付けて、審査の結果受けられませんならそれも役所の対応として正しいです。

(基本誰でも受けられるが、貯金があったり資産があると生活保護をすぐには受けられません。

 

ここからは、水際作戦にビビらないための豆知識をご紹介していきます。

今住んでいるところで生活保護は受けれる

居宅保護の原則(生活保護法30条)があるので、今住んでいるところで生活保護を受けることができます。

生活保護費よりも家賃が高い場合は引っ越しをする必要がありますが、それは生活保護の受給が始まったあとの話です。

 

住所がなかったり、住民票がないから受けられないと言われても関係ありません。

「住んでる場所」、もしくは「生活保護はその人が今現在いる場所で受けられる」のです。

(生活保護法19条)

 

生活保護を受ける場所というのは、

  • 居住地=住民票の有無に関係なく今現在住んでいるところ
  • 現在地=住んでる場所がなく今現在いる場所

このどちらかになります。

 

通常は今住んでる市区町村で受けますが、

ホームレスやネットカフェ難民で住んでる家がなかったり、

DVなどで住んでる家で保護が受けられない場合もあります。

 

その場合は移動した先、「現在地」の市区町村で生活保護を申請できます。

申請権の侵害とは

水際作戦でよく言われる

  • 申請書を出さない(申請させない)
  • 年齢は条件ではない
  • 働けるから申請できないわけではない
  • ハローワークへは申請後に行きます。
  • 若くても収入が低かったり、働く場所がない・働けてない場合は申請できる

これらの発言は、生活保護を受けようとする人の「申請権の侵害」になります。

 

申請権の侵害・職員による暴言があれば、

国家賠償法による自治体への賠償請求もできます。

口頭で却下はできない

基本的に生活保護は口頭で却下はできません。

調査後に却下通知書という形で通知してくださいと伝えましょう。

 

役所の窓口で申請できない場合は、申請できない理由を責任者のサイン付きで書面でもらうようにしましょう。

 

水際対策に対抗するためには書面で証拠を残すことが大切。

面談の時に担当者の名前、話をメモするのはもちろん、ボイスレコーダーで録音すれば完璧です。

水際作戦にあってしまった場合の対処法

専門家に同行してもらおう

NPO・弁護士に相談・同行をお願いすると、

態度が一変して申請を受け付けてくれることがあります。

 

ただし、NPOは貧困ビジネス(生活保護費を徴収して稼いでる悪質な団体)に注意が必要で、

弁護士は役所と仕事してるから関係を悪化させたくなかったり、窓口の対応が悪質でないとなかなかすぐに動いてはくれません。

(実際に知人は弁護士に相談しに行ったらそう言われたそうです。)

 

生活保護を専門に相談に乗ってくれるNPO・弁護士を頼るようにしましょう。

認定NPO法人もやいが有名)

 

同行してくれるNPO・専門家を探す場合はこちらを参照してください。

生活保護の同行をお願いできる人とは?

窓口の人間からさらに上に連絡を入れよう

窓口で水際作戦にあったり、同行者の同席を認めてくれない場合は

窓口の人間よりも上の立場の人に連絡をいれてみましょう。

 

役所の人間は上の立場の人に弱いもの。

 

Point

厚労省 社会・援護局 保護課(03-5253-1111  内線2824

自立推進・指導鑑査室に確認

 

ここは生活保護の申請についてちゃんとしているかチェックするところです。

 

「〜市の福祉課で生活保護の申請にきているのですが、窓口の〜さんが同行を認めてくれません。」

「知識がなく公平な面接をお願いしたいのでそちらから言ってもらえませんか?」

 

こんなかんじで伝えるといいと思います。

最終手段:どうしても申請できない場合は市長に内容証明郵便で出す

本来、生活保護は誰であっても受け付けるのが当然で、

申請を拒否する権限は役所の窓口にはありません。

 

もし、申請書を出してもらえない、面談で悪態をつかれたなど、

窓口の人によくない態度をされたのであれば、

市長などその都市で一番偉い人に内容証明郵便を送る、という方法もあります。

 

  • 「こういう理由で生活保護を受けたいのに、福祉事務所が申請書をくれません。」
  • 「〜という理由で断られ、困っています。」

 

内容証明郵便にすることで届いてないととぼけられることもないので、

かなり圧力の強い方法になります。

生活保護について知っておけば申請は怖くない!

申請の際に遭遇する場面・対応方法を知っておけば生活保護の申請は全然怖くありません。

職員の人に高圧的になるのは人としてダメですが、

「生活保護を申請するのは当然の権利なんだ」と堂々としているくらいのほうが、申請はすんなりいくと思います。

 

今回、執筆に協力してもらった知人は精神的な病気になったということもあるのでスムーズだったということもあります。

しかし、本来生活保護は病気であろうがなかろうが条件を満たしていれば誰でも受給できるのです。

 

知人はこれまでご紹介してきた水際作戦などを想像しすぎてかなりうつになっていたとのこと。

あまり考え込みすぎず、本当に困ったならまずは窓口、NPO、弁護士に相談するようにしてみましょう。

当記事と合わせて参照してほしいサイト

生活保護の申請の際にチェックしてほしいサイト・記事をご紹介します。

(知人の申請時、当記事の執筆の際にも参考にさせていただきました。)

 

あきらめる前に読んでほしい!生活保護を勝ち取るための全手法

生活保護の支給額っていくら?最低生活費の計算方法

生活保護の相談で拒否されそうな質問と答え方

生活保護申請で役所の対応が悪い時の苦情の仕方